(記者)
静岡朝日テレビです。冒頭にも案内がありましたけれども、県内で降り続く大雨についてお尋ねしたいんですけれども、線状降水帯も発生しております。県として現在把握されている被害状況と、あとは災害対応について、今お応えできる範囲で教えていただけますでしょうか。
(知事)
担当の方からお願いします。
(危機対策課長)
危機対策課長の津島です。よろしくお願いいたします。今の時点で県の方の体制としましては、警戒体制をとっておりまして、各市町から情報収集ですとか、被害情報ですとかっていうところを今、収集しているところでございます。今の時点では、被害情報については、まだ上がってきていないという状況でございます。情報収集については、またこれからも引き続き行ってまいります。以上です。
(記者)
ありがとうございます。知事にもお伺いしたいんですけれども、大きな、大雨ということで、ちょっと大きな災害にもなってしまいかねないような雨が続いていますけれども、トップとしての災害に当たる姿勢っていうのを改めて教えていただけますでしょうか。
(知事)
想定外のですね、豪雨災害っていうのは、今後も頻繁に起こりうる可能性が高いので、特にこうした問題に対してですね、常に緊張感を持って、市町と連携をしながらですね、スピーディーに対応していく必要があるかというふに思っております。
(記者)
ありがとうございます。ごめんなさいもう1点、別件でリニアの関係でお尋ねしたいです。先日21日に、静岡市の難波市長がボーリング調査の三者合意について、不安だから当事者がしっかりした説明をすることが必要というふうに述べました。その指摘についての受け止めを教えていただけますでしょうか。
(知事)
一応これはリスク管理につきましてですね、何度か御説明申し上げました通り、このリスク管理について、岐阜の案件も含めてJR東海に再度お問い合わせをして、回答を得たものを、専門部会の方でしっかり検証してきているわけでございまして、その都度、大井川の流域市町の皆様にも情報提供をしておりますので、その点については御懸念はないかというふうに思っております。
(記者)
すいません、静岡新聞と申します。私もちょっとリニアの関係で質問なんですけども、6月18日に、山梨県内のリニア工事については、静岡県と山梨県とJR東海、この三者で合意した関係ですけども、6月の25日にですね、JR東海の丹羽社長の定例記者会見がですね、名古屋市でありまして、この中で丹羽社長の発言として、この三者合意についでですね、健全な水循環の回復措置に関する言及があったんですけども、これについて、リニアトンネル掘削工事によって、生活環境や自然環境に著しい影響があって、かつ、工事との因果関係が明白になった場合には、田代ダム案の適応を含めて、具体的な回復措置について、静岡県と調整することにになっていると考えている、というような発言があったんですけども、三者合意で合意した、その健全な水循環の回復措置の内容というのは、こういった、丹羽社長が言ったような内容になっているんでしょうか。
(知事)
いやこういう条件がつくものではないんで、改めてJR東海の方にお問い合わせをしております。その結果、この三者合意、合意事項以上に条件がつくものではないということは、JR東海の方から回答をいただいておりますので、その点は三者合意を遵守できていくものと考えております。
(記者)
そうすると、健全な水循環の回復措置というのは、具体的にはどういったことをさすという内容で合意してるんでしょうか。
(知事)
これは、いわゆる自然な中で、水が常にその流域の中を巡っているわけですけども、そこで想定される水の流れ以上に、何か工事によって、水がですね、流出をした場合にその部分に対して措置をしていくということでございますので、それ以上それ以外ではないということであります。
(記者)
あくまでも、トンネルやボーリングによって湧水が生じて、その湧水の中に、静岡県に元々あったものが新たに、山梨県に流出した分についてを回復させるっていうそういうことでいいですか。
(知事)
そうですね、いわゆる自然の中で流出してる部分ありますけれども、それ以上に工事によって湧水があった場合には、その部分に対して対策をするということであります。
(記者)
確認ですが、だから丹羽社長の見解って言うのは、ちょっと静岡県としては、なんていうか、事実と違うんじゃないかっていうような認識をもっていらっしゃるということですか。
(知事)
これはもうしっかり確認をしましたので、JR東海さんの方にも御確認いただければと思います。
(記者)
確認して、JR東海側から、
(知事)
私どもとしては確認をいたしました。この三者合意に条件はつかないということについて確認をしたということであります。
(記者)
ごめんなさい、これは確認ですけど、丹羽社長の25日の会見の発言を受けて、そのあとに県が確認して、それで条件が付かないっていうことを確認された。
(知事)
そういうことでございます。
(記者)
それを今日までにっていうことですか。
(知事)
はい。
(記者)
わかりました。
(記者)
共同通信です。今の質問に関わることなんですけれども、となると、丹羽社長の会見での御発言というのは事実と異なる点があったということになるかと思いますけれども、これに関して県として改めて会見で、会見だったりで、丹羽社長に対して、その間違いの訂正を求めるですとか、文書においてそういうものを求めるというか、そういった御意向はあるんでしょうか。
(知事)
もう三者合意を条件つけずに、しっかり合意を遵守していただくということが確認できましたので、それ以上のことは考えておりません。
(記者)
じゃあ特に訂正とかも求めないと。
(知事)
ありません。
(記者)
回答に関してなんですけれども、これは三者合意と違うんじゃないかというような条件について確認されたと思うんですけれども、それに対しての具体的な回答というか、例えばなぜその丹羽社長は、そういう条件に入ってないこと、合意にないことをああいうふうにおっしゃったのかっていうことに対しては何か、その原因だったりとかJRとしての考えの表明というのはあったんでしょうか。
(知事)
ちょっと担当の方から説明させていただきます。
(政策推進担当部長)
すいません、政策推進担当部長の石川です。今知事からお話がありましたようにJR東海に確認しました。確認できたのは、その合意条件に条件があると考えてないという回答がございました。それに対しての理由とかっていうのは詳しくは聞いておりません。以上です。
(記者)
ありがとうございます。
(幹事社)
その他の質問いかがでしょうか。ないようですので、これで知事会見は終了します。ありがとうございました。 |